7コールアマチュア無線クラブ体験局「8J1YAB」が開局しました (The Japan’s first QSO between two unlicensed guest operators)

2020/10/16

7コールアマチュア無線クラブ体験局「8J1YAB」が開局しました (The Japan’s first QSO between two unlicensed guest operators)

7コールアマチュア無線クラブは、2020年10月11日、JARL東京都支部・神奈川県支部合同「アウトドアミーティング in 八王子 2020」において、7コールアマチュア無線クラブ体験局「8J1YAB」を開局しました。
8J1YAB, 7-CALL Amateur Radio Club Experience station has started its operation on 11th October, 2020.
Experience station is newly established system authorized by the Japanese Radio Law.
Under this special permission, even unlicensed people are allowed to operate the experience station under the supervising of licensed amateur.
This new operation aims to promote experience on wireless communication technology.

午後12時35分、会長の7M4VQJが開局の挨拶とともにCQを出し、姉妹局である8J2YAB/1（静岡大学MOT鈴木ゼミ体験局、OP: JJ0RHL）が応答、日本初の体験局同士のQSOが叶いました。
7M4VQJ, the President of 7-CALL Amateur Radio Club called CQ and made a first QSO with 8J2YAB/1, our sister station hosted by Suzuki Laboratory, Management of Business Development (MOT) Course, National University Corporation Shizuoka University operated by JJ0RHL as a first Japanese QSO case between two experience stations.

その後、法務部長の7K1BIBが立ち会い、無資格者の体験運用が始まりました。
当体験局初の体験運用者によるQSOは、13時40分、イベント会場で公開運用をしていたJARL特別局 8J1JARL/1（JARL関東地方本部 アマチュア無線活性化キャンペーン、OP: JL1USZ）との間で行われました。
7K1BIB, Compliance Manager performed as a licensed supervisor for experience QSOs.
The first QSO by unlicensed guest operator was made with 8J1JARL, JARL Special station hosted by the Kanto Region Society of Japan Amateur Radio League (JARL) operated by JL1USZ.

そして、14時15分、昼にいまいちだったコンディションが回復したのを狙って7K1BIBが8J3YAA/3（アマチュア無線活性化イヤー2020体験局）を呼び出します。

8J3YAA/3の立ち会いオペレーターであるJS3CEQから応答があり、双方が体験運用者に交代し、14時17分に日本初の体験運用者同士のQSOが叶いました。
Then, we successfully achieved the historical QSO with 8J3YAA/3, Osaka based experience station as a first Japanese QSO case between two unlicensed guest operators across 374km (Tokyo/Osaka).
The licensed supervisor of 8J3YAA/3 in Osaka was JS3CEQ.

マイク越しに大阪会場の拍手が聞こえ、東京会場の温度がグッと上がったのが印象的でした。
両会場で拍手が続く中、双方「さようなら」を送信して、14時22分に記念すべきQSOが終了しました。

東京会場の体験運用者は、イベント会場でライブを行っていたHaruka with Cherry Spiceのベース担当 さくらさんです。
大阪会場の体験運用者は、株式会社クロモンコスメティック社長の中山秀子さんです。

お2人とも、会場でたまたま声をかけられてのアマチュア無線チャレンジ！
事前に予定していたプログラムではなく、まさに一期一会のQSOでした。

このQSOの様子は、JJ1ROE（Haruka with Cherry Spice）がYoutubeで公開しています。
こちらからご覧ください。

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当日は4名の体験運用者が5局とQSOし、体験運用者だけでなく、私たち有資格者にも多くの新しい「体験」があり、今度のイベント企画に期待が膨らみます。

「体験局」は、令和2年 総務省告示第151号に基づく新制度「無線技術に対する理解と関心を深めることを目的として社団が臨時に開設するアマチュア局」で、広くアマチュア無線体験の機会を与えることを目的とし、無線従事者資格を有しない者が一定の条件のもと、アマチュア無線の運用を認められるものです。

7コールアマチュア無線クラブは、現在展開している「7コール発給開始30周年事業」の一環として、当制度の施行日に体験局の開局申請を行い、2020年8月3日付で、関東総合通信局から免許を受けました。

7コールアマチュア無線クラブでは、今後も7コール発給開始30周年記念局「8J1-7CALL」の公開運用に当体験局を併設し、無線従事者資格を持たない方の体験運用を叶えます。

運用計画の一例として、記念局（8J1-7CALL）をゲストオペレートするお父さんと体験局（8J1YAB）を運用するお子さんが交信し、交信後にQSLカードを交換し合うような家族・仲間で一緒にアマチュア無線の魅力に触れられる場を提供したいと考えています。

記念局を同時開設している当クラブの強みを生かした新しいスタイルの記念局・体験局運営をしてまいります。

2020年は、1990年4月23日に「7」で始まるコールサイン（通称「7コール」）の発給が始まってから、ちょうど30周年の年にあたります。

この記念すべき年に、当クラブは、7コールをテーマにアマチュア無線界の振興を促進することと、7コール発給開始30周年の広報とを目的とした7コール発給開始30周年記念事業（JARD後援）を行っています。

7コールについて
About 7-CALL

7コールは、日本のアマチュア無線最盛期を象徴するコールサインです。
1990年4月から2003年6月までの13年2か月間に理論上258,272通りのコールサインが発給されましたが、2019年末現在の7コール生存率は、わずか6.81%となっています。
7-CALL is Japanese callsign starting with “7″ and it is a symbol of the golden age of Japanese amateur radio history.
There are only 17,583 7-CALL stations (just 6.81% of overall issued 7-CALLs) still exist as of the end of 2019.
For detailed information, click here.

7コール発給30周年記念局について

7コール発給30周年記念局は、7コールをテーマに、アマチュア無線界の振興促進と7コール発給開始30周年の広報を目的に、1エリアを中心とした各地への移動・公開運用、体験局の開設、コンテスト・イベントへの参加などを企画しています。
当記念局の詳細は、こちらをご覧ください。

備考

7コール発給開始30周年記念局の正式な呼出符号は「8J17CALL」ですが、1エリアのアマチュア局であること、7コールに関する記念局であることから、その意義を強調するため、広報上「8J1-7CALL」と統一して表記しています。

当クラブについて
About us

当クラブは、今年の1月に現役7コールのアマチュア無線家を中心に結成された新しいクラブで「開局当時のワイワイ感をもう一度」をテーマに、「30年待ったけど7コールでよかった！」を目標に活動しています。

詳細は「7コールアマチュア無線クラブとは」をご覧ください。
For detailed information of 7-CALL Amateur Radio Club, click here.